HD-1521|第3世代イメージインテンシファイア ( 18mm・正立像型 )
HD-1521
Harder Digital
有効径18mm、正立像型(non-inverting)の第3世代イメージインテンシファイアです。入力した像と同じ向きで出力します。倒立像型モデルと基本性能は同一で、違いは出力像の向きだけです。ルーメン感度1,500〜2,500μA/lm、分解能57〜72lp/mm。天文観測、医療イメージング、低照度の科学計測に用いられています。
マニュアルダウンロード
マニュアルダウンロード2
マニュアルダウンロード3
ソフトウェアダウンロード
ソフトウェアダウンロード2
ソフトウェアダウンロード3
HD-1521 は、ドイツ Harder Digital 社製の第3世代(Generation III)イメージインテンシファイアです。有効径18mm、正立像型(non-inverting)で、ルーメン感度 1,500〜2,500 μA/lm を実現しています。微弱な光を光電面で電子に変換し、マイクロチャンネルプレートで増倍したのち、蛍光面で再び可視像に戻します。これにより、肉眼では像を結ばない照度下においても観察が可能になります。
概要
高い感度と利得を備えており、天文観測、医療イメージング、低照度の科学計測など、微弱な光を扱う分野で用いられています。
同じ有効径18mmの第2世代管(HD-2100 系)と比較すると、分解能は同等でありながら、ルーメン感度は約3倍です。これにより、露光時間を延長できない対象や、照明光量を増やせない計測系においても、観察に必要な信号量を確保できます。
正立像型(non-inverting)の出力
HD-1521 の出力像は正立像です。入力した像と同じ向きで出力されます。
第3世代・有効径18mmの HD-1520 は倒立像型(inverting)で、両者の基本性能は同一です。選定にあたっては、光学系全体としてどちら向きの像が必要になるかが判断の基準になります。像の向きをそろえるための光学素子を追加せずに構成できる場合、部品点数を抑えられます。
| 型番 | 画像タイプ | ルーメン感度 | 輝度利得 | S/N 比 | 分解能 |
|---|---|---|---|---|---|
| HD-1521 | 正立像型(non-inverting) | 1,500〜2,500 μA/lm | 40,000〜70,000 | 19〜28 | 57〜72 lp/mm |
| HD-1520A | 倒立像型(inverting) | 1,500〜2,500 μA/lm | 40,000〜70,000 | 19〜28 | 57〜72 lp/mm |
両型番の違いは出力像の向きです。感度・利得・S/N 比・分解能はいずれも同じ範囲です。
構成
イメージインテンシファイアは、次の3つの要素で像を増倍します。
- 光電面(フォトカソード)入射した光子を電子に変換します。この変換の効率が、ルーメン感度として表されます。
- 高分解能 マイクロチャンネルプレート(MCP) 電子増倍部入射した電子を、チャンネル内壁との衝突により増倍します。チャンネルの間隔が狭いほど、空間分解能は高くなります。
- 蛍光面付き出力窓増倍した電子を可視像に変換して取り出します。出力像の向きは、この出力側の構成によって決まります。
光電面の材料、入力窓・出力窓の仕様、蛍光体の種別は、構成の選択により異なります。個別にご案内いたします。
主な仕様
| 項目 | 仕様値 |
|---|---|
| 世代 | Generation III(第3世代) |
| 有効径 | 18 mm |
| 画像タイプ | 正立像型(non-inverting) |
| ルーメン感度 | 1,500〜2,500 μA/lm |
| 輝度利得 | 40,000〜70,000 |
| S/N 比 | 19〜28 |
| 分解能 | 57〜72 lp/mm |
ルーメン感度は、光電面が1ルーメンの光を受けたときに放出する電子の量(マイクロアンペア)を表します。値が大きいほど、低照度下での感度が高くなります。分解能の lp/mm は、1mmあたりに分離できる線対の数を示します。上表はメーカー公表のカタログ値です。本製品は構成を選択できるため、同じ型番でも出荷する個体によって仕様が異なります。
主な用途
- 天文観測(微光天体の撮像)
- 医療イメージング
- 低照度の科学計測(蛍光・燐光計測など)
- 暗視・観察装置
お問い合わせ
観測対象と波長域、必要な感度と分解能、光学系のどの位置に組み込むのかをお知らせいただければ、正立像型と倒立像型のどちらが適合するかもあわせてご提案いたします。仕様が固まる前の段階でも、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。


