Specim (スぺキム)
Specim(スぺキム)は、ハイパースペクトルイメージング技術のリーディングカンパニーで、可視から遠赤外域までの広範な測定波長範囲を持つハイパースペクトルカメラ「Specim IQ」や「Specim FXシリーズ」を提供し、産業用途や研究開発における精密な画像解析を支援します。
製品情報
ハイパースペクトルカメラ Specim IQ
Specim IQは、Specim社が開発した革新的なポータブルハイパースペクトルカメラです。デジタル一眼レフカメラサイズながら、分光カメラ、スキャナー、コンピューター機能を高度に集約し、フィールドでの迅速な分析を可能にしています。Specim IQ Studioソフトウェアを付属することで、ユーザーは様々な分野で柔軟な分析が可能となり、食品、植物、芸術、犯罪捜査、ライフサイエンスなど、幅広い領域での活用が期待できます。
ハイパースペクトル Specim FXシリーズ
Specim FXシリーズは、Specim社が産業用途向けに開発したハイパースペクトルカメラシリーズです。可視光から長波長赤外線まで、幅広い波長範囲をカバーする複数のモデルを提供しており、非接触・非破壊の光学的手法による高精度な分類と検査を可能にします。
主なモデルには、VNIR領域のFX10、NIR領域のFX17、MWIR領域のFX50、LWIR領域のFX120などがあります。SpecimONEプラットフォームの一部として提供され、SpecimCUBE処理ハードウェアとSpecimINSIGHTソフトウェアを含みます。
食品・医薬品の品質検査、廃棄物選別、色の精度測定など、産業用マシンビジョンの幅広い用途に対応し、高い柔軟性と互換性を備えています。
分光器 ImSpector シリーズ
Specim社のImSpectorシリーズは、可視光から近赤外領域までをカバーするハイパースペクトルイメージング用分光器のラインナップです。数千台の導入実績を持つ成熟した技術を基盤に、産業検査から先端研究まで幅広いニーズに対応します。
シリーズは「V8」「V10」「V10E」「N17E」の4モデルで構成され、各モデルは波長範囲(380nm~1700nm)や分解能(空間分解能最大9μm、スペクトル分解能最小2.8nm)を最適化。F/2.0~F/2.8の明るい光学系と歪みのない高精度なスペクトルデータ取得を実現しています。
主要用途として、食品の異物検出・熟度判定、プラスチック・黒色素材の選別、医薬品品質管理、農作物の生育モニタリング、法医学分析などが挙げられます。特にV8は可視光域のコスト効率に優れたスタンダードモデル、N17Eは近赤外域の化学組成分析に特化したハイエンドモデルとして、多様な産業課題の解決を支援します。